なにわ侍の感想が聞きたいです

なにわ侍の感想が聞きたいです

楽しかったです!(完)

 

関ジュの番組で見れるのはまいジャニくらいという環境のせいで正直何も分からない、気になるKJは半分ぐらいの確率でしか見ない、神山くんの下の名前を知ったのがリアルでおとといぐらい、の人間が目からいろいろなものを落として帰ってきてから少し経ちました。すごく楽しかった…ものすごく楽しかった…以下、他担の感想です。

 

まず公演が始まってすぐに驚くのがメインの人たちの衣装の布の多さです。7人もいるにも関わらず、ジャ西さんの衣装は全く金欠を感じさせません。デビュー組としては異例の超高身長グループということで、衣装さんの何着せても似合っちゃってしょうがないよどうしようという高笑いが今にも聞こえてきそうな、スタイルが良く見える丈の長い衣装。これはいろいろな意味で涙がちょちょ切れます。いわゆるスーツ風の衣装でも、シャツを着て、ベストを着て、と明らかにきちんと洋服として着てる感がありこれもまた涙が出ます。シャツとベストが一体化していたり、首元にはシャツの部分があるのに実は袖のないノースリーブだったり、もうそんな悲劇は見なくてすむのです。この時点で500点満点です。
「なにわ侍 ハローTOKYO!!」というように、個人的には、何も知らない私のような人間が来ても確実に楽しめるよう分かりやすく作られた、本当に挨拶回りといった作品なんだろうなと思います。私が最も分かりやすさを感じたのは、オーディションに落ちた神山くんの土木作業員衣装の似合いっぷりです。あまりにも、あまりにも似合いすぎている。その危うさが「デ、デビュー出来てよかったね!?」という安堵をどんな人間にも一瞬で生みだしていて、そういうところもいいなと思いました。
それから、これはジャ西さんとなにわ侍の両方のストーリーに共通するところですが、この物語には悪者がいません。アイドルに物語を作ればその中に必ず設定されるはずの「悪」が存在しないのです。具体的に言えば、「誰かのせいでデビューできなかった」とか、「頑張っている筈なのに恵まれない自分」などの話ですね。そういった分かりやすい敵を配置することで一体感を生む手法は一般的によく知られていますが、グループ内で起こせば解決済みでない限り内部分裂を招き、外部に敵を置けば対立を生む危ない手でもあります。
なにわ侍に悪者は出てきません。普通は悪役、もしくは障害として出てきそうな濱田Pはとことん優しいです。オーディションに合格してデビューすることになった4人は自分の実力不足に悩んでいて、自らの意思でグループの増員をプロデューサーに打診します。ありとあらゆる行動が主体的で、「運命に翻弄される少年」なんて言葉とは対極の位置に居そうで、そんなところも安心感があります。まあそういうのも全然好きなんですけど…

 

あとは単純にみんな歌が上手くて踊りが綺麗で小瀧くんと流星くんの顔がビューティフルでした。白と黒の衣装で歌うツインタワーさんのシンメ曲が始まったのを見た時は、セクゾン1stでふまけん欲レに沸いてた人とかみんな集めて楽園は未だここにあったって日生劇場に旗を立てたいって思った、そんな感じの人生でした。